【庄内】おばんざいと飲む一杯を!おばんざいの名店『春夏冬』

おばんざいの画像

昔ながらの家庭料理を楽しんでもらうべく立ち上げた、おばんざい居酒屋『春夏冬』

今回は大阪・庄内駅周辺にある、手作りのおばんざいと一緒にお酒を楽しめる居酒屋『春夏冬』へインタビューさせていただきました!

『春夏冬』外観

庄内の一角に佇む、ピンク色の屋根がひときわ町ゆく人々の目を引くおばんざいが大人気なお店『春夏冬』。“和”と大きく書かれた暖簾が良い味を醸しだしています…。いざ店内へと入ると、オーナーが温かく出迎えてくださりました。
35年前に十三で飲食店を経営していたオーナーは、その時のお客さんからお店をやってほしいと頼まれたことをきっかけに『春夏冬』をオープンしました。お客さんに喜んでいただくことが好きだと話すオーナーは二つ返事で了承なさったんだとか。そのオーナーの人情深さに惚れ込んで、お店へと訪れるお客様も少なくありません。

おふくろの味を知らないお客さんに昔ながら家庭的な料理を楽しんでもらおうと、自家製の“おばんざい”をメインに、おいしくてリーズナブルなお料理を提供されています。

『春夏冬』内観

また、『春夏冬』ではこだわりのおばんざいを落ち着いて食べたり飲んだり、ゆっくり過ごしていただけるような居酒屋にしたいという想いから、お店の広さに対して少なめの座席数にしているんです。
生活感あふれるアットホームな空間には、オーナーと楽しくお話ができるカウンター席などをご用意しております。カウンター席に腰掛ければ、目の前で調理をするオーナーの姿を拝むことができ、広々としていながらもそのほどよい距離の近さが『春夏冬』の魅力です。

京都の家庭料理“おばんざい”を気軽にお酒と楽しめるのが『春夏冬』の魅力!

ところでみなさん、「おばんざい」とはどういうものか知っていらっしゃいますか?せっかくなので今回はおばんざいとは一体何なのか、どのようにして生まれたの…などなど一緒に紐解いていきたいと思います。

「おばんざい」は、簡単に説明すると古くから京都の一般家庭で作られてきた惣菜を指す言葉になります。おばんざいは漢字で書くと“お番菜”や”お万菜”と表すのですが、この番という文字には“粗末な”や“日常的な”という意味があるんだそう。かつての京都の中心部において、お肉や新鮮な魚介類は贅沢品とされていてなかなか手に入りづらかったんだそう。そのため、地元の野菜や保存の効く乾物等を使った料理、おばんざいが発達したのです。料理に使われる素材として、主に野菜や豆類、海藻が使われることが多く、冷めてもおいしく食べられてや保存が効く便利な点もおばんざいの特徴です。そのため、居酒屋などの飲食店ではできあがったおばんざいを大きなお皿やお盆に乗せておき、注文があればすぐに出せる一品メニューやおつまみとしてよくラインナップされています。
電気冷蔵庫がまだ普及していなかった時代に、旬の素材や手近な食材を、手間をかけずに使い切るという京都の合理的な考え方から生まれ、家庭で作られていた伝統の惣菜、それが“おばんざい”なのです。

そんな日本でも歴史ある京都の伝統料理“おばんざい”を居酒屋スタイルで気軽にいただけるのが『春夏冬』の大きな魅力なんです!『春夏冬』では、オーナー自ら毎日市場に出向き、その日に仕入れたいい食材をお店で提供しています。また、メインのおばんざいのお値段は一皿300円~500円以内と、とってもリーズナブルなんです。また、オーナーは「料理にないメニューもリクエストがあればメニュー以外の料理の提供もさせていただきます」ともお話してくださったので、「こんなおばんざいが食べたい」や「オーナーの作るこのお料理や惣菜が食べてみたい」などのリクエストがあればぜひお気軽に相談してみてくださいね♪オーナーが作る料理はどれも心が温まるので、何をいただいてもそのおいしさに感動すること間違いなしです…!

おばんざい画像
おばんざいの画像

『春夏冬』の大人気メニューはなんといっても、自家製の「おばんざい」です。お店では、日替わりで9種の惣菜をご用意しております。気になるものをちょっとずつつまんだり、お気に入りをがっつりいただいたり、自由自在においしいおばんざいをいただくことができます。さらに、居酒屋というだけあってどのおばんざいもお酒のおつまみにもぴったりなんですよ♪

みんな大好きな家庭料理の「かぼちゃの煮物」は、ほっこりとした優しい甘みが体に染みわたる定番おばんざいです。絶妙な味付けになっていて、かぼちゃ本来の甘さがしっかりと感じられて、その懐かしい味わいに筆者もなぜだかうるっとしてしまいました…。
子どもの頃、お弁当に入っていると嬉しかった惣菜のひとつ「マカロニサラダ」は、もちっとしたマカロニときゅうりやコーンなどのシャキシャキ野菜が食感にも楽しいおばんざいとなっております。気が付けば何度も手が伸びてしまうやみつきの味わいのマカロニサラダはおつまみにもぴったりですよ♪
酒飲みさんにおつまみにゴリ押ししたいのが「いかポン」です!新鮮なイカをポン酢に漬け込んだ一品は、しっかりとした弾力で噛む度に溢れるイカの旨味とポン酢の酸味がたまらなくウマいおばんざいです。日本酒と一緒にいただけばもう、最強のおつまみの誕生です!

メニュー表の写真

また、『春夏冬』で肌寒いこの時期に人気を博しているメニューが「一人鍋」なんです!
お鍋と言えば、中に入れる食材を選ばないので、手っ取り早くたくさんの栄養を取れるお料理の1つでもあります。実は、日本での調理器具としての“鍋”の歴史はかなり古いんだそうで、なんと人類が火を使って調理することを覚えた頃にからさかのぼります…。早くから金属文化の発達した中国等の国とは違って、日本では縄文時代の土器から土師器、陶器の鍋へと少しずつ姿を変えていき、平安時代辺りからは鉄製の鍋が登場したんだそう。
現在でも鍋料理を作る際によく用いられている土鍋ですが、土鍋は熱の伝動が伝わりづらく、鉄製の鍋と比較すると沸騰にはかなりの時間を要します。しかし決してデメリットばかりではなく、加熱が穏やかな点や熱容量も大きく保温性があるので土鍋は、食材に含まれる栄養素の数々を熱による変化を最小限に抑えることができるんです。なので今も鍋料理には土鍋が欠かせないのです。
また、鍋料理のダシを取るのに必要不可欠な昆布はカリウム、マグネシウムなどのミネラル分や食物繊維、β-カロチンが豊富に摂取できます。例えば、『春夏冬』のお鍋で使われている食材に照らし合わせると、「カキ鍋」にメインであるカキのむき身には、牛乳にも匹敵するミネラル分(ヘム鉄や亜鉛)やタウリン、さらに良質のタンパク質も含まれています。「地鶏」のお鍋で選べる骨付きの鳥肉には、目や皮膚の粘膜を健康に保ち、抵抗力を強める働きを持つビタミンAや老化を防ぐ効果があるコラーゲンを摂取できます。「湯豆腐」に使われているお豆腐には、美容効果の高いイソフラボン、良質な植物性タンパク質やオリゴ糖、さらに生活習慣病の予防効果も期待できると言われている大豆サポニン、グリシニン、レクチンなどなど…ヘルシーながら栄養がたっぷりなんです。

そんな栄養たっぷりなお鍋を、『春夏冬』ではジャンルに富んだラインナップでご用意。数あるお鍋料理の中でも1番人気なのが、ピリ辛でちょっぴり刺激的なお鍋「アホ鍋」です。オーナーの知り合いの飲食店に吉本の芸人さんが取材に来て、『春夏冬』のピリ辛鍋(アホ鍋)を食べたところ、「アホほどウマい」とおっしゃったことから“アホ鍋”と命名されたんだとか。一度聞いたら忘れることのできないインパクト抜群な「アホ鍋」の気になるお味は、ガチでアホほどウマいのでぜひ実際に食べてご自身の舌で体験してみてください…。ちなみにこちらの「アホ鍋」は1人前1980円で、2人前から注文可能となっております!
ちなみに一人鍋は他にも、レアな鴨肉を堪能できる「鴨鍋」900円、今夜はヘルシーに行きたいという時にぴったりな「湯豆腐」500円、鶏の旨味がたっぷり溶け込んだ「地鶏 骨付き/骨なし」800円、海のミルクとも称されるカキの濃厚なダシが体に染みわたる「カキ鍋」などなど…どれをいただいても絶品なんですよ!

おつまみにもってこい!?『春夏冬』の絶品おつまみ

『春夏冬』では、お酒のおつまみにももってこいな一品料理が充実しているのも大きな魅力です!
マグロや平目などその日によってラインナップが変わる「お刺身」は、その日に仕入れた新鮮なお魚を捌いているのでお魚の旨味や甘みが段違いなんです!新鮮な切り身を醤油をちょっぴりつければ、口いっぱいに上質な脂や甘みが広がります…。
干物好きにはたまらない「カレイの一夜干し」は、ほどよく脂がのったカレイは塩味具合が絶妙で、日本酒や焼酎と一緒にいただけば、箸が止まらなくなる一品です!

もちろんおつまみに最適なお酒の数々も『春夏冬』では豊富に取り揃えております!
キンキンに冷えたビールやチューハイ、そしておばんざいとも相性抜群な日本酒や焼酎などなど…オーナーが厳選して仕入れた選りすぐりの銘柄をご用意しております。焼酎は定番のいいちこや黒霧島等、お酒好きの方も大満足のラインナップとなっております!また、お料理のリーズナブルさが魅力の『春夏冬』では“せんべろ”も楽しめちゃいますよ♪お好みの惣菜や一品料理とともに、ぐいっと一杯いかがでしょうか?

大阪・庄内駅近くにお越しの際は、心温まるおばんざいが楽しめる『春夏冬』へぜひ足を運んでみてくださいね。昔懐かしなおふくろの味は、疲れた心と体を癒やしてくれますよ…。

『春夏冬』は庄内駅から徒歩3分

『春夏冬』は庄内駅から徒歩3分のところに店を構えます。

営業時間は、17:00~23:00 、日曜のみ12:00~19:00になります。

定休日は木曜日になります。

※新型コロナウイルスの影響で、営業時間・定休日に変更の可能性があるので、来店前に店舗に確認してください。

店舗情報

春夏冬
〒561-0832 大阪府豊中市庄内西町2丁目22ー35
090-1913-6604
公式Twitter