寒い時ってどうしてもラーメンが食べたくなってしまうことはありませんか?麺をすすり、スープをごくっと飲む一連の流れを想像するだけでお店に足を運んでしまいます。そんなラーメンですが、寒さで体が冷えていると、強いストレスとなって疲労感や免疫力の低下を引き起こしてしまうのを軽減させてくれるんです!ラーメンの麺の炭水化物は熱量になりやすいので活力になってくれます。そして、スープの脂肪と塩分は交感神経を高めるので、ひどい疲れや倦怠感がある時にやる気や元気を出してくれるのです。
カロリーが高いと太るのは間違い?
ラーメンを思い浮かべると太る食べ物とイメージされる人が多いのではないでしょうか。ラーメンにはさまざまな種類がありますが、おおよそのカロリーは600〜1000kcalと言われます。しかし、カロリーだけで考えると、ファミリーレストランのハンバーグステーキは約800kcal、フライ定食に関しては1000kcal以上など、他のメニューとあまり変わらないカロリー量なのです。なのにどうしてラーメンだけ太ってしまうイメージがついてしまったのでしょう。その理由にラーメンの糖質と塩分の摂取量が関係されます。1食あたりの糖質の摂取量目安が30〜40gに対し、ラーメンの糖質は60〜80g前後あります。また、塩分は女性6.5g、男性7.5gが理想の摂取量に対し、ラーメン1食で4〜7gほど摂取してしまうのです。塩分を過度に摂取してしまうとむくみの原因になってしまいます。目に見えて体が大きくなるので、太るイメージが強くなったのではないでしょうか。さらにカロリーが低いから塩ラーメンを食べていませんか?実は太りやすいラーメンのランキングでとんこつラーメンの次に塩ラーメンが太りやすいのです。なんで?っとびっくりされた人も多いと思います。味噌ラーメンは味噌を使っているので、大豆の成分を摂取することができたりする一方で、塩ラーメンはどうでしょう?塩ラーメンは透き通ったスープに細麺ととてもシンプルであり、一皿で脂質と糖質だけを摂取するのが一番の太る原因となるのです。
糖質を一番に気をつけよう!
糖質と脂質だけを摂取する塩ラーメンが太りやすいとお話ししましたが、信じ難いですよね。そこで体の3大栄養素の糖質・タンパク・脂質のお話しをしていきたいと思います。まず3つの栄養素にはそれぞれカロリーが含まれています。糖質1gあたり4kcal、タンパク質1gあたり4kcal、脂質1gあたり9kcalです。これは、1g減量するために4kcalと9kcal消化させないといけないということです。糖質とタンパク質は1gあたり4kcal、脂質は1gあたり9kcalもあるので脂質が太る原因になるのではないかと思われますよね。しかし、脂質は体のエネルギーで必要なだけではなく、皮膚や髪の毛など色々な部分で必要となるのです。その一方、糖質は体のエネルギーのみで使われるので余った分は脂質として溜まってしまうのです。また、糖質を摂取すると血糖値が急上昇してしまい、インスリンが大量に分泌されてすい臓に負担がかかります。そして大量に分泌されたインスリンは血中の糖質を脂肪に変えて体に溜め込んでしまうのです。よく、ラーメンと一緒にご飯を注文している人がいますよね!食事の満足感を得るためにも糖質は必須で、食べた方が過剰な食欲が消え、痩せやすくなるとも言われています。しかし、ラーメンはご飯に比べ、咀嚼が少なく飲み込みやすいこともあり、食事時間が早くなってしまう傾向があるので、ラーメンだけでは足りずにご飯を一緒に注文してしまったりするのです。糖質×糖質は肥満の原因の元になりますので、しっかりと咀嚼してゆっくり食べることを心がけることも大切です。
トッピングは追加しよう!
太るのは嫌!でもラーメンは食べたいという人はタンメンなどのような野菜たっぷりのラーメンを選ぶようにしましょう。食物繊維やタンパク質、脂質を先に食べておくと、消化に時間がかかるので血糖値上昇の速度を穏やかにしてくれるのです。そのためにも麺と同量の野菜を食べましょう。白菜やほうれん草などの葉野菜は火を通すと量も少なくなるので、食べられない量ではないと思います。もやしや白菜、キャベツ、にんじん、ニラ、ネギなどはカリウムの働きによって余分な塩分を体外に排出することもできるので一緒に摂っていただきたい食材です。野菜をそんなに食べられないという人は野菜とチャーシューや煮卵などのタンパク質を合わせて両手に一杯程度でも大丈夫なので、ぜひ積極的に摂ってみてください!
薬味・調味料を取り入れて!
ラーメンのテーブルに置いてある薬味や調味料を積極的に取り入れてみましょう。ネギやニラなどに含まれる硫化アリルと呼ばれる成分はチャーシューなどのビタミンB群と一緒に摂ると、麺類の炭水化物を効果的に燃やす効果が発揮されるのです。ネギ、ニラに加えてニンニクは新陳代謝を高める効果があるので、体を温めて発汗を促します。体が冷えてしまうと血液の循環が悪くなり、リンパの流れも悪くなるので、必要な栄養分が行き渡らず、老廃物も排出しづらくなるので太りやすくなるのです。できれば飲食店で出される氷入りの水ではなく、常温の水または暖かいお茶を飲むのが好ましいです。そして、自由にゴマを追加できるお店ではぜひゴマをかけてみましょう。ゴマは免疫力を高めたりコントロール値を下げる働きがあるので積極的に摂っていただきたいです。次によくテーブルに置かれている酢もとてもよい効果を発揮してくれます。酢は血糖値の上昇を穏やかにしてくれる効果があり、食物繊維やビタミンB群と組み合わせると効果抜群です。
ラーメン屋さんの紹介
千葉県柏市『柏坦々麺』
すっきりとした鶏スープに香り豊かな自家製ラー油と白ごま&黒ごまが合わさった味わい深い坦々麺!薬味などを入れると2度、3度楽しめる坦々麺で食べ終わったころには満足度MAXに♪
千葉県柏市『薫風家』
特製中部とストレート麺&ブランド豚チャーシューのガッツリ家系ラーメン!麺が見えなくなるほどのトッピングを山盛りにしたボリューム感のあるラーメンもおすすめ!
最後に
ラーメンだから太るわけではありませんが、夜は食べたものがどうしても脂肪になりやすい時間帯なので、ラーメンを食べるならお昼に食べるのがおすすめです!でも夜しか食べれないという場合は20時までに食べるようにしてください。寝る4時間前までに食べて、食後はゆっくり湯船に浸かるのがベストです!
いろいろお話ししましたが、どんなに健康な物を食べていたとしても、それがストレスになってしまっては体に良くありません。ぜひあなたの好きなトッピングや味のラーメンを美味しく食べて、その後の食事をセーブするなど、あなたなりの食事管理をしていれば、好きなラーメンを我慢する必要もなくなるでしょう。