先々代が新宿中村屋より暖簾分けし湘南の地に創業
今回は神奈川県平塚市にお店を構える、こちらの和菓子屋さんをクローズアップ!
今回取材させていただいた和菓子店。「中村屋?」と聞いて思わず新宿中村屋さんの系列店かしら?と思いきや、現オーナーのお爺様(先々代オーナー)が新宿中村屋から暖簾分けし、この地に創業したそうです。(本家中村屋さんの平塚店は、駅ビルに入っていたりするので、ご注意くださいね)そのため『平塚 中村屋』と呼ばれています。
お店は、「湘南ひらつか七夕まつり」のメイン会場となる商店街通りに立地。平塚の七夕まつりは、昭和26年に「仙台七夕まつり」を範として始まったもの。愛知県「一宮七夕まつり」と合わせて「日本三大七夕」と呼ばれています。『平塚 中村屋(中村和菓子店)』さんのお店は、そのメインの”イベントステージ”を少し過ぎたところにあります。
お店の外観は、先々代から受け継いだ風格を感じる外観。早速中に入って見ると、店内はこじんまりとしていますが、正面のショーケースには美味しそうな和菓子がずらりと並んでいます。手土産や進物にも喜ばれそうな、一つ一つに職人の技を感じる和菓子が沢山用意されています。
地域の方々を中心に親しまれ、オーナーこだわりの和菓子が評判の『平塚 中村屋』さん。今回はオススメの和菓子について、お話を伺いました。
平塚市観光協会の推奨銘菓「大番」
決して奇を衒わず、素直に素材の味を活かした味わいが特徴の『平塚 中村屋』さんの和菓子の中でも、一番のオススメは、平塚市観光協会の推奨銘菓にも選定された、「大番」。
昭和を代表する人気作家”獅子文六先生”の大々好物のどらやきだったそう。獅子文六先生と言えば、昭和三十年代の庶民生活の日常をウィットとユーモアに富む小説で人気を博し、当時の部和でシリーズ累計29万部を博した大人気作家。当時、大磯での執筆作業中に好んでお求めになられたそうで、自身の大ヒット小説「大番」の名前を、どらやきに命名するほどだったとか。店内には、「獅子文六先生直筆の書”大番”」も展示されています。
『平塚 中村屋』さんでは、どらやきを「大番」と名付けられて以降、三代にわたり50年以上もの間、獅子文六先生の好んだ味を守り続けています。しっとりとした”どら焼生地”に、丁寧に炊かれ適度に潰してある餡は、古き良き昭和の時代の優しい味わいを感じます。
生地はふわっと柔らかく、それでいてしっとり感もあり、よく見かける大手のどらやきとは一線を画す食感です。そして、粒あんもほどよい甘さで全くくどさのない、コクがあり味わい深く、獅子文六先生の惚れ込んだ様子が目に浮かぶようです♪
大番に次いで人気を博すのは「バターどら焼き」。昭和の時代の流れに改良を加えたのでしょうか。上質バターの相性としっとり練り込まれた餡の配合がこれ以上ないほどに、絶妙に組み合わされ豊かなハーモニーを奏でるようです♪お持ち帰りで、ご自宅で緑茶とともにその味わいを堪能してみてください。
安心して召し上がっていただくために、原材料にもこだわりぬいたものを厳選。国産の材料を厳選し、乳化剤や保存料は不使用で無添加。あんこは北海道産の小豆でじっくり炊き上げ、生地は群馬県産の小麦粉を使用し、厚手の銅板で焼き上げているそうですよ♪
『平塚 中村屋』さんでは、オーナーこだわる和菓子が毎日店頭にずらりと並べられており、頑張ったご褒美や疲れた時に癒される、優しい和菓子を求めてくるお客様に愛されているお店です。
いかがでしたか?
丹精込めて作られた、優しい和菓子が勢揃いしている『平塚 中村屋』さん。これはお店に直接行って味わいを確かめに行かないといけないほど、気になるのではないでしょうか。是非あなたも一度足を運んで見ては?
『平塚 中村屋』の想い
いい材料にこだわり、最高品質の和菓子を
『平塚 中村屋』オーナー
日々実直に作り続けています。
和菓子にただまっすぐに、決して手を抜かず
丹精込めてお造りする、職人の気持ちが味に表れ
お客様にも伝われば、この上なく嬉しいですね。
『平塚 中村屋』はJR東海道本線 平塚駅 西口出て徒歩7分!
- アクセス情報
■駅からのアクセス
JR東海道本線(東京~熱海) / 平塚駅 徒歩7分(560m)
■バス停からのアクセス
神奈川中央交通 平20 市民センター前 徒歩1分(72m)
神奈川中央交通 平28 明石町四 徒歩4分(270m)
神奈川中央交通 平28 見附町 徒歩4分(310m)
- 営業時間
9:30~19:00 - 定休日
月曜日 - 駐車場
なし - 決済方法
現金・QRコード決済(auPAY) - 公式SNS情報
なし
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。