気品感じる老舗のかりんとう・長年愛される和のお菓子の名店
今回は東京都文京区にお店を構える、こちらの老舗・和のお菓子の名店にクローズアップ。
「東京の三大かりんとうで私が初めて食べたのがこのお店のかりんとうでした。
このお店の食感、優しい味、可愛らしいフォルムに至るまで私の昔ながらのお菓子の個人的ナンバーワンはここのかりんとうがぶっちぎり。一口食べれば止まらなくなる、くせになるようなかりんとうはまさに老舗の貫禄です。ここのかりんとうは自分で買って自宅のお茶請けとしてもよく楽しんでいますが、手土産としても万能です。
ここのお菓子を持っていくだけでなんとなく知性と品を弁えたような贈り物になるので外せない手土産にはここと決めています!老舗の味は若い方にも知っていただきたい名品ですので、是非サイトでも紹介してください」とTUNAGARIユーザーからの口コミ情報を受けて駆けつけた『ゆしま花月(かげつ)』さんを取材させていただきました。
お店は東京メトロ銀座線・上野広小路駅より徒歩2分ほどと駅チカ。
周辺の湯島駅、上野御徒町駅の各駅からも徒歩3分以内のアクセス抜群の立地に構えています。
お店の外観は和の趣を感じる暖簾と引き戸があたたかくも貫禄ある佇まいです。
お店に入ると小さなカウンターを前に、商品棚にずらりと並ぶお菓子の数々が賑やか。
奥からお店のスタッフさんが優しい笑顔で迎えてくれ、カウンター越しから畳の上でかりんとうや揚げ菓子の袋詰め作業が垣間見える情緒のあるお店の雰囲気が印象的です。
数々のメディアに取り上げられる老舗のお菓子の名店『ゆしま花月(かげつ)』さん。
今回はそんなお店の三代目のオーナー・溝口智広さんに直接インタビューでお話をお伺いしました。
『ゆしま花月(かげつ)』の三代目オーナー・溝口智広さんにインタビュー!
- 『ゆしま花月(かげつ)』さんのオープンのきっかけを教えてください
「当店は昭和二十年代初め、華やかな花柳界、粋でいなせな風情溢れる東京湯島で、私の祖母にあたる先代のおかみが子ども相手の麩菓子とか金平糖なんかを売っていた小さな駄菓子屋を開いたことから始まりました。
それからしばらくして、私どもの“かりんとう”が評判を呼び、現在のようなかりんとう屋として店を構えるようになりました。私は三代目となりますが、桜散ってもまた咲いて、月欠けてもまた満ちて、そんな自然の姿のように当店も決して途絶えないように上野の湯島でずっと愛されるお店で有り続けたいと考えています」
- お店のかりんとうの始まりは?
「実は当店の今の看板商品のかりんとうは、もともとは失敗作だったんですよ。
つやつやときれいな色も偶然の産物で、元々は普通のお砂糖を間違えて、砂糖を煮詰めすぎて飴のようなカリッとした物になっちゃったのを捨てるのもったいないから絡めたら、すごくおいしいおかしになった。そんな偶然が産んだ物でしたから、今度はそれを再現するのに試行錯誤したりして。
今となってはたくさんの方に親しんでいただけるような日本のお菓子の一つになりましたね」
- お店の変わらぬこだわりを改めて教えてください
「かりんとうはシンプルなお菓子です。小麦粉を練ったものを油で揚げ、砂糖をまぶす。ただ、シンプルな分、ごまかしが効かないお菓子でも有ります。私たちは代々の味を継承し、60年を過ぎた今でも、昔と変わらない場所で、昔と変わらない小さな店で、昔と変わらない味を、昔懐かしい下町の人情味溢れる店として守り続けています。今後も変わることのないお店の歴史と伝統を守って参りたいと思います」
偶然が産んだ日本のカルチャーとも言えるお菓子を、長い歴史を経て今もなお愛され続ける伝統の味として継承し続ける『ゆしま花月(かげつ)』さんの老舗の貫禄を感じることができました。
噂のかりんとうや和のお菓子の手土産はあなたの品性もワンランクアップ
『ゆしま花月(かげつ)』さんのかりんとうはなんといってもその食感、優しく甘い味わいと、美しい艶やかなフォルムが他を追随を許さない老舗の名店として圧倒的な人気を誇る秘密。
通常かりんとうと聞くと黒っぽいゴツゴツとした物を想像する方も多いのではないでしょうか。
一般的なかりんとうは黒砂糖を使っているため、見た目は黒っぽい物が多いですが、『ゆしま花月(かげつ)』さんのかりんとうは上白糖を煮詰め、べっこう飴にした状態の砂糖を満遍なく絡めているので、ツヤっと磨きを欠けたようなキレイな琥珀色に仕上がっているのが特徴。
また、食感は軽くカリッと軽快な音と共に口の中に上品に優しい甘さが広がるこの味わいは『ゆしま花月(かげつ)』さんのこだわりの製法あってこそ。
温度の違う油で3度揚げをすることで、外はカリッと下歯応えがあり、中は軽くサクッとした独自の食感になっています。飴を煮詰める際にも温度を一定に保ち、ムラのない艶やかな見た目に仕上げる、徹底したこだわりが一粒一粒キラッと輝くまるでガラス細工や宝石のような光沢を生んでいます。
かりんとうの中でも常連さんに人気の「まゆずみ」。
こちらは黒ゴマのかりんとうで黒ゴマをペーストにしたものを飴に混ぜているこの一品は、一見見た目だけですとインパクトのある力強い印象がありますが、その味わいは繊細そのもの。
ひとくち口に運べばコリンっとした歯応えと共に風味豊かな黒ごまの香ばしく優しい香りが口いっぱいに広がります。しっかり落としたゴマの味わいはお茶請けにもぴったり。
手間暇を惜しまないからこそ作り出せる老舗ならではの味です。
小粒でお子様やお年寄りにも人気の「こはく」は生地にもち米を練りこんでおり、小さな粒は文字通りまるで宝石のように美しく、艶やかな琥珀のよう。
実は製造がとても難しい技術を要し、上白糖を煮詰める時間・温度が1秒、1℃変わるだけで仕上がりが全く違ってしまう繊細なお菓子なんです。「こはく」が生まれたのは実は『ゆしま花月(かげつ)』さんの優しい思いやりから。
昔からいる常連様のためにかりんとうをもっと軽い触感で食べられないか?を追求したのがきっかけで生まれたお菓子です。お米を練りこんでいるので、食べた後におせんべいを食べているような印象に変わるのも食指が止まらなくなる魅力の一つ。飽きずに独り占めしたくなる味わいです。
国産のきな粉使用した「あま」はお濃茶や抹茶などとも◎。「あま」は金色という意味だそうで、きな粉の黄金を感じるこの一品にはひと工夫生地に隠し味が。実は生地の中に甘酒を練りこまれており、甘酒がふくらまし粉の役割を果たしているそう。甘酒によって生地にほんのりと上品で繊細な甘さを持たせ、その上品な甘さが、このお菓子の最大の特徴でもあるきな粉の味を存分に引き立て、味に深みがありつつ解けるような優しい味わいに仕上がっています。
お店で展開している商品の可愛らしい独自のパッケージは実は元々グラフィックデザイナーの仕事をしていたという三代目オーナーのオリジナルデザイン。
今後も新たな商品のラインナップと伝統の共存に目が離せない『ゆしま花月(かげつ)』さんのお菓子を是非一度あなたもご賞味あれ♪
『ゆしま花月(かげつ)』の想い
当店のかりんとうは落語家や芸能人をはじめ、
『ゆしま花月(かげつ)』三代目オーナー・溝口智広
多くの著名人の方にも親しまれています。
職人のこだわりが詰まった、当店のかりんとうを
是非一度ご賞味くださいませ。
『ゆしま花月(かげつ)』は東京メトロ銀座線・上野広小路駅より徒歩2分
『ゆしま花月(かげつ)』さんは東京メトロ銀座線・上野広小路駅より徒歩2分!
周辺各駅からも徒歩3分以内でアクセスも抜群です♪
- アクセス情報
■駅からのアクセス
東京メトロ銀座線 / 上野広小路駅(A4) 徒歩2分(140m)
都営大江戸線 / 上野御徒町駅(a4) 徒歩2分(140m)
東京メトロ千代田線 / 湯島駅(出入口4) 徒歩3分(180m)
■バス停からのアクセス
都営バス 上58 上野松坂屋 徒歩1分(66m)
都営バス S-1 上野松坂屋 徒歩2分(150m)
都営バス 学01 上野広小路 徒歩2分(160m) - 営業時間
平日 9:30〜20:00
土日・祝 10:00〜17:00 - 定休日
年中無休 - 駐車場
無
近くにコインパーキング有り(湯島3-39-4に10台収容) - 禁煙・喫煙
全席禁煙(イートインはございません) - 公式SNS情報
『ゆしま花月(かげつ)』さん
・公式Instagramはこちら
・公式Twitterはこちら - お店からのお知らせ
営業時間変更のお知らせ
緊急事態宣言発令に伴い、当面の間、店舗営業時間を下記のように変更いたします。
営業時間
平 日 10:00~17:00(短縮営業)
土日祝日 10:00〜17:00(通常通り)
※新型コロナウイルス感染拡大により、営業時間・定休日が記載と異なる場合がございます。ご来店時は事前に店舗にご確認ください。
店舗情報
ゆしま花月(かげつ) |
〒113-0034 東京都文京区湯島3-39-6 |
TEL:03-3831-9762 FAX:03-3837-0611 |
『ゆしま花月(かげつ)』 ・公式Instagramはこちら ・公式Twitterはこちら |