カレーは食べる漢方薬スパイスに秘められた効果

好きな食べ物は何ですか?と聞くと3位以内には必ず入るカレーライス!お家で作った時には2日目が最高に美味しかったりして、ご飯がどんどん進んじゃう!ってことありますよね♪
そんな子供から大人まで大人気なカレーに使われているスパイスの原料は、実は漢方薬と共通しているのです!

1皿料理なのにダイエットにおすすめ!?

素材

体型を維持させるために、丼物やラーメンなどの1皿料理より1汁3菜をあえて選んで食べていませんか?
実はカレーで使われている、レッドペッパーは様々な唐辛子をブレンドしたパウダーなので脂肪燃焼効果があり、ダイエットにもおすすめなのです
レッドペッパーの成分の1つであるカプサイシンは、脂肪を燃焼しやすく、エネルギーを効率よく代謝させる為、肥満予防に最適です。さらに、新陳代謝を高めることで、血行を促進し老廃物を排出させることによって、疲れにくい体作りをサポートしてくれるのです!
そんな嬉しい効果を持つカレーですが、食べ過ぎは良くないとわかっていながらついつい食べちゃう!なんてことありますよね。
その原因は、カプサイシン成分にあります!カプサイシンを摂取することにより、胃を適度に刺激し、胃液や唾液の分泌を活発にさせ、食欲増進させるのです。食欲がない人には最適なスパイスです♪
次に、レッドペッパーに含まれるもう一つの成分であるカプサイチンは抗酸化作用・抗癌作用・コレステロールを下げる働きがあります。カプサイチンに含まれるβカロテンやビタミンCの成分が相乗的に作用し、コレステロールを下げたり血液を浄化し、動脈硬化や血栓の予防となると言われています。

体の不調に効果抜群!?

素材

カレーのスパイスといえばターメリック!カレーらしい黄色はターメリックによるものなのです。
ターメリックはウコンの地下茎を乾燥した香辛料であり、ウコンと聞けば馴染みがある人も多いと思います。
ウコンドリンクがあるように、ターメリックは生薬としても知られており、肝機能の活性化や消化機能の向上に効果を発揮します。
また、ターメリックに含まれるクルクミンという成分には鎮痛効果を持っていると言われています。
熱を下げたり、痛みを抑えたりと、風邪薬で処方される成分の1つである「アセトアミノフェン」ですが、風邪薬1袋あたり約240mgほど入っています。
クルクミン400mg〜500mgほどで2000mgものアセトアミノフェンとほぼ同等の鎮痛効果を持つ可能性があると言われているので驚き!関節痛が気になる人は、1日1000mgのクルクミンを摂取すると良いと言われているのでぜひ試してみてください!
そのほかにも、ターメリックには、腸内環境を整える、抗菌作用、血液をさらさらにする効果など、生活習慣病の予防・改善が期待されます。
しかし、ターメリック効果はこれだけではありません!多くの人が頭を抱えている、歯周病にも効果があるという結果があるのです!歯周病の原因は、お口のトラブルや生活習慣の影響による歯周病菌の増殖と言われますが、クルクミンは歯周病菌であるPg菌の増殖を抑える結果が発見されたのです!

貧血予防や免疫力アップに!

素材

カレーの爽やかな香りには欠かせないコリアンダー!コリアンダーはパクチーの種を乾かして粉末にしたものであり、様々なビタミンの成分が含まれています。
まず、免疫力向上に効果的なビタミンB6、ビタミンC、ビタミンE。
ビタミンB6は、皮膚や粘膜の健康維持に役立ち、皮膚炎を予防してくれます。そして、ビタミンCとビタミンEは強力な抗酸化作用がある為、活性酸素の発生や酸化力を抑えて免疫力を高めてくれます
さらに、ビタミンB1とカリウムは、糖質の代謝を助けてエネルギーを作り出し、疲労回復を促す効果があるので、疲れている方にはぴったりです!
そして、貧血の方に取って頂きたい葉酸と葉緑素!葉酸は、細胞の生まれ変わりや、新しい赤血球を作り出し、葉緑素を摂取することで、体内の隅々まで酸素を運んでくれます。
つまり、血流の循環が良くなり、体の隅々にまで血液が運ばれるようになるので、貧血を予防できるのです。
その他にも、葉緑素は血液中のコレステロール値を下げ、血液の流れを改善させるので、動脈硬化や心筋梗塞、脳梗塞の予防にも効果があります。

食欲促進・消化の促進にも最適!

素材

最後に、強い香りと苦味、辛みが特徴のクミンは、カレーには欠かせないスパイスの一つです。
そんなクミンには、モチールと呼ばれる成分があり、唾液線を刺激して唾液の分泌量を増やし、消化を助け、胃腸の調子を整える効果があります。また、ビタミンやミネラルも非常に豊富なので、普段から体の調子を整えたいという人にも最適のスパイスなのです。
さらに、コレステロールが気になる人のお助け役にもなるクミン!クミンに含まれる植物ステロールとリモネンにはそれぞれコレステロールの吸収を抑える効果があり、悪玉コレステロールを減らすだけでなく、中性脂肪を減少させる効果や善玉コレステロールを増やす作用があることがわかっています。
いろいろな効果を発揮してくれるクミンには、リラックス作用があることもわかっています。コレステロールの吸収を抑える効果のあるリモネンという成分ですが、こちらは柑橘系フルーツの皮に含まれている香りがするのです。リモネンの香りにはリラックス効果がありストレス解消や緩和、免疫力を高めるなどの効果も期待できます!
また、クミン独特の成分であるクミンアンデビドと呼ばれる香り成分にリラックス効果があるのですが、その香りから消化器官を刺激して食欲を増進させる効果も期待できます。

体の内側からきれいになれるスパイスカレーのご紹介!

東京都豊島区『アナモル ダイニングアンドバー』

キーマカツカレー

辛さ控えめで、マイルドな味わいが楽しめるキーマカツカレー。ボリュームも満点なのでお昼時などにバッチリです!

東京都中野区『南印度ダイニング』

インドカレー

インドカレーの中でも南インドカレーに絞り、本場のスタイルと本格的な味わいを提供しています!

最後に

スパイスをたっぷり使ったカレーはまさに”食べる漢方薬”!
だからと言ってたくさん摂取すればいいというわけではありません。
スパイスは体に良いものと紹介してきましたが、刺激物には変わりありません。摂取量が増えてしまうと胃が痛くなったりと、体に負担をかけてしまうので十分に気を付けましょう!

コメントを残す