【十三】豚骨の旨さを抜き出した『ばっこ志』の一杯

このコクがクリーミーで堪らない！「ば・ぶ・ぼ」の「ば」を徹底取材！

今回は大阪府大阪市淀川区にお店を構える、もはやクリームのような特濃スープと極細麺が魅力の豚骨ラーメンの専門店『ばっこ志（ばっこし）』さんを突撃取材させていただきました！

お店は黒の壁に大きく白文字「ら〜めん　ばっこ志」の文字が目印。

暖簾を潜って早速お店の中へ入ると、お一人様でも気兼ねなく入りやすいカウンター席がキッチンに面して並んでいてラーメン店ならではの作りになっているのがラーメン好きとしては嬉しい。

『ばっこ志（ばっこし）』さんではなんといっても臭みのない、豚骨スープと言ってもクリームのように濃厚でコクと旨味が凝縮した新感覚な味わいと本場九州流の堅めの細麺が口コミでも大好評。そんな『ばっこ志（ばっこし）』の店主・吉田裕志（よしだひろゆき）さんに早速インタビューさせていただきました！

ラーメン店をオープンした、そのきっかけは？

「実は先に「社長になりたい！と思ったのがきっかけです。大学生時代にラーメンが好きで当時付き合っていた彼女で今の奥さんともよくラーメン巡りデートをしていたんです。
ラーメンを当時本当によく食べていたけれど有名店という有名店はなくて、まさか当時はラーメンがこんなに関西でブームになるとは思っていなかったです。ちょうどその頃は一風堂が大阪にオープンした頃でした。よく食べていたからというのもあり、カレー屋とラーメン屋で迷ってまず最初に『ラーメン屋で働いてみよう！』って思い切ってラーメンに携わりました。」

「その頃昼は会計事務所で働いて、夜は大阪の一風堂で働いていました。やってる内に『ラーメンって面白いし、かっこいい！』と思うようになり、あくまでも昼間の会計事務所での仕事がメインだったけれど、地道にラーメン店で修行を重ね、一風堂でやってるうちに自分自身にもラーメン作りの自信がついて、1年足らずで起業し、ラーメン店をオープンすることができました。」

ちなみにお店の名前、『ばっこ志（ばっこし）』に込められた思いは？

「豚骨スープは『ばっこ志』、牛骨スープは『ぶっこ志』、鶏白湯スープは『ぼっこ志』、とそれぞれ、ば・ぶ・ぼのそれぞれの強みをもった3店舗があります。『ばっこ志（ばっこし）』のテーマは豚。豚骨を使用した臭みなく濃厚なスープと本場九州流の堅めの細麺にこだわりをもっています」

気さくな店主の吉田さんからは、ラーメンを語る時のとても楽しそうな様子や、ラーメンに対する熱い自信とこだわりを感じました。

そんな『ばっこ志（ばっこし）』さんは豚骨ラーメンの概念を覆すようなこっくり濃厚スープと、その濃厚スープによく絡むこだわりストレートな細麺の特徴に、ラーメン好きも「豚骨はここ！」と太鼓判を押すファン多きラーメン店なんです。

ここじゃなきゃ満足できない！ラーメン愛好心を鷲掴みする一杯

『ばっこ志（ばっこし）』さんに来たならまずは王道「とんこつラーメン」は外せません。

すこし泡立った豚骨の白濁したスープは、従来の豚骨スープの臭みが苦手だったライターでも思わず驚くほど臭みがなく、クリーミーなポタージュ感覚。美味しいの一言。コクのある濃厚なスープは口に入れればまったり、飲み込めば風味を感じる味わいが絶妙です。まずはスープ一口で口内準備万端、次に細くこしのある麺を啜ると、細い麺一本一本がスープを纏った硬めの麺の食感を楽しむことができ、この濃ゆいスープだからこそ、この細麺というこだわります。

さらにとろりとした濃さを求める方には、「特濃」がオススメ。前述の豚骨ラーメンのスープをさらにとろっと濃厚に仕上げられてます。濃さはさらにパワーアップ、しかし臭みはやはり全く感じないのでガツンとクリーミーを最大限まで感じたい人に一押し。