【本町】通常の3倍？！スパイスカレー屋『バンブルビー』

インドカレーとは違った『バンブルビー』ならではのスパイスカレーが味わえます。

今回は大阪府大阪市西区にある独特のスパイスカレーを提供してくれるスパイスカレー専門店へ伺いました。
「本町にあるスパイスカレー屋さんはまずビジュアルから驚き、そして食べれば食べるほどクセになってくるようなスパイス感万歳のカレーです。他のお店では味わえない唯一無二のスパイスカレーを楽しめるので是非サイトでも紹介してください。」とクチコミをいただき駆けつけた『バンブルビー』でインタビューをさせていただきました。

『バンブルビー』は大阪市営地下鉄四つ橋線「本町駅」24番出入口より徒歩4分のところにお店を構えています。

大阪市営地下鉄四つ橋線「本町駅」24番出入口を中央大通に沿って西へ。西本町郵便局の手前の筋を北へ（右へ）50mほど行くと、左側にバンブルビーがあります。

青いテントが目印の『バンブルビー』はオフィス街にあります。KEDライトなどで装飾されており、とてもユニークな外観はどのようなお料理を提供してくれるのかワクワクさせられる雰囲気です。

早速店内に入るとアジアン調でカジュアルな雰囲気が漂い、カウンター席と4人席のテーブル席が2つ完備されています。カウンター席からはこれからいただくスパイスカレーのスパイスたちが綺麗に陳列されています。

＊スパイスカレー専門店をオープンさせたきっかけはなんですか？
サラリーマンを20数年やっていて、サラリーマン時代からカレーが好きでカレー屋さんに食べ歩きをしていました。その時友人に紹介された道頓堀にあった「モンティー」というインドカレー屋さんへ食べに行き味に感銘を受けたのがきっかけで、本当に好きなカレーを作りたいと思い会社を退職しました。そして2年間スパイスの配合量を試行錯誤し夢でも見るぐらい考え編み出したスパイスで美味しいカレーが作れたので45歳の時に本町のこの場所に『バンブルビー』をオープンしました。
＊スパイスカレーを提供することで何かこだわりはありますか？
感銘を受けた道頓堀の『モンティー』というインドレストランがスパイスを全て朝挽きして焙煎して使っていたので、それを目指して『バンブルビー』でも毎朝スパイスを焙煎しています。焙煎することでスパイスそのものの香りが立ち、香ばしさが出るんです。また、スパイスの配合は夏と冬で2回変えています。夏はスパイスを摂りたいというお客様が多いので少しスパイスを強くしています。
＊スパイスカレーというとインドカレーを連想させるのですがインドカレーとは違うんですか？
はい、違います。当店が提供しているスパイスカレーはインドカレーと使っているスパイスが違いますし、スパイスの量、使い方も全く違います。スパイスの使い方は自己流で研究を重ねてきました。当店で出しているスパイスカレーは、インドレストランの3倍くらいのホールスパイスを使っているのでスパイスやハーブが苦手な方は少し合わないかもしれません。
＊スパイスカレーは一般のカレーとは違うんですか？
スパイスカレーはご家庭のカレーとは違います。スパイスカレーはスパイスだけを使って作るので、市販のカレールーやカレー粉、カレーペーストも一切使いません。当店ではスパイスを元に油と水、そしてお肉やお野菜などの食材のみで作ります。調味料を入れなくても美味しいスパイスカレーができるんです。
『バンブルビー』店主へのインタビュー

このようにスパイスカレーに対してとてもこだわりを持っている『バンブルビー』では1つのカレーに30種類くらいのスパイスを使用しているんだそうです。さらに9種類のカレーを提供しているのですが、全てスパイスの組み合わせが異なり、使用する食材の味がより引き立つように、それぞれに合わせたスパイスの配合を行っているんだとか。
スパイスは漢方薬として使われているものが多く、それぞれ健康への効果が期待できると言われています。美味しいスパイスカレーをいただきながら健康になれるなんて最高ですよね！

『バンブルビー』3色カリー — 3色カリー（とり肉キーマ・野菜 or Seafood・Selectedキーマ）

『バンブルビー』に初めて行く方におすすめは一皿で3つの味をいただくことができる「3色カリー」！こちらにはとり肉キーマ・野菜 or Seafood・Selectedキーマを楽しむことができます。目の前に運ばれてきてびっくり！ルーはどろっどろになっていてお肉やお野菜の原型が留まっていないほど。さらに今までにいただいてきたスパイスカレーに比べ色が濃い！この色は種類豊富なスパイスを焙煎して仕上げたスパイスカレーだからこその色合いなんだそうです。スパイスカレーが運ばれると店主はどれがどのカレーなのか丁寧に教えてくれました。食べる前からスパイスの香ばしい香りが漂っており我慢できず、まずは「野菜カリー」からいただきました。シーフードと野菜から選べるのですがライターは野菜の方を選びました。野菜の甘味がしっかり感じられて、スパイスは控えめで食べやすいです。野菜カレーはスパイスが苦手な方でもいただけるのではないでしょうか。そして次に「とり肉キーマ」をいただくと、鶏肉は完全にペースト状になっており、たっぷりのスパイスと一体化しています。先ほどの野菜カリーに比べこちらはスパイス感が強く、とても複雑で奥深い味わいがガツンとくるパンチがあります。でもこのパンチが食べれば食べるほどクセになってしまって口に運ぶスピードがどんどん早くなってしまいました。そして3つ目のSelectedキーマには「マトンキーマ」を選びました。マトンキーマはスパイス度数ナンバー2なだけあって、先ほどのとり肉キーマよりスパイスが強いです。ジビエは臭みが残ってしまうと敬遠するシェフもいますが、スパイスの焙煎の度合いを調節して、解消しています。1番スパイスの味わいが感じられたお味で他の味と混ぜて楽しむのもいいかもしれませんね！

その他にも『バンブルビー』自慢の3色スパイスカレーをご用意しています。

キーマ三昧　1,200円（鴨肉キーマ・マトンキーマ・牛肉キーマ）
SPLジビエ3兄弟版3色カレー　1,600円（山羊or鹿・ラムレバー・馬肉キーマ）
とり3姉妹　1,200円（とり肉キーマ＆手羽先・鴨肉キーマ・とり肝キーマ）
ジビエ3兄弟版3色カリー　1,400円（ラムレバー・馬肉キーマ・鴨肉キーマorマトンキーマ）

ジビエのお肉を使用したカレーは他のお店ではなかなかいただけないので、『バンブルビー』のスパイスカレーがクセになり常連さんになる人も多いんだとか。『バンブルビー』のスパイスカレーは単品でもいただくことができますので、スパイスが苦手な方は「野菜カリー」、辛さやお店の特徴を最大限に味わいたい方は「山羊のカリー」など選んでいただくこともできます。